【新唐人2014年11月09日】広東省広州市で11月5日、バイクを運転していた男性が交通警察官から3発連続で発砲され、その場で死亡しました。その後すぐに家族が横断幕を持って抗議しましたが逮捕されたため、市民の激しい怒りを呼びました。
大陸メディアの報道によると、5日の午前9時30分頃、広州市の交通警察が事故を起こしたバイクを調べていたところ、突然、バイクの運転手が斧で抵抗し始めました。威嚇射撃をしても効果がなかったため、警官は発砲したということです。しかし、目撃者は、警察の対応を疑問視しています。
地元住民 周さん
「バイクの運転手がたとえ捜査に非協力的でも、さほど深刻な事件にはならないはずです。射殺はやりすぎです。やじ馬は数百人いました」
広州市では2007年から公道でのバイクの通行が禁止になっています。事件当時、数人の交通警察官が地下鉄の出入り口で取り締まりをしていました。今回、亡くなったバイクタクシーの運転手は、まず私服警官に尋問されたあと、交通警察官に3発連続で発砲され、腹部とでん部に銃弾が当たり、その場で死亡しました。死者のバイクには斧があったものの、斧を見る限り、死者は交通警察官を襲撃してはいません。
地元住民 周さん
「ただの交通違反だそうです。斧が見つかったので、その場で射殺したのでしょう。やりすぎです。交通警察官は通常銃を持たないはずですが、その点は誰も監督できません」
事件のあと、警察は現場を封鎖しました。その日の午後3時過ぎ、遺族が現場で横断幕を持って抗議したところ、数百人の警官が現場に駆けつけ遺族を捕まえたうえ、現場を見ていた市民を解散させました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/11/07/a1152262.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)